インフルエンザにかかりタミフルを服用した患者が問題行動を起こすことが話題になりました。その因果関係について調べてみました。
インフルエンザとタミフルの関係が話題になっています。そこで簡単ですが、タミフルとはどういう薬なのかを調べてみました。タミフルとは、スイスのロシュ社が販売していますインフルエンザ治療薬です。インフルエンザの他の薬としてはシンメトレルがありますが、シンメトレルは、インフルエンザA型にしか効果がないと言われているのに対し、タミフルはA型B型両方に効果があるとされています。また、トリインフルエンザにも効果があるとされているようです。ただ、インフルエンザC型にはタミフルでも効果がないとされています。タミフルの原料は、香辛料につかわれるトウシキミの実から採れる八角の成分シキミ酸です。そのシキミ酸に10回の化学反応をさせてタミフルができあがると言われています。
タミフルで問題になったのが、副作用でした。もともと認められていた副作用として腹痛、下痢、嘔吐などがあったようですが、2007年にタミフルを服用した中学生がマンションから転落するなどの事故が相次ぎ、タミフルと異常行動の関係が問題になりました。このような異常行動を起こすのは主に未成年でした。そこで厚生労働省は未成年患者のタミフルの使用制限を発表しました。異常行動に関しては、2005年頃から問題になっていたようですが、インフルエンザ自体の症状として異常症状がでることもあり、インフルエンザとタミフルの異常行動に関する因果関係についてはなかなか分かりにくいものだったようです。また異常行動以外にも心臓停止、肺炎、意識障害などで亡くなっていますが、タミフルとの因果関係の特定は難しいようです。
2007年末、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会は、17歳以下の患者約1万人を対象とした疫学調査の結果を発表しました。これによるつタミフル服用で異常行動が発生した率は10%。一方タミフルを服用していなくて異常行動が見られた患者は22%になったとしています。インフルエンザそのものが難しい病気のため、タミフルとの因果関係はなかなかはっきりとは分からないのが現状のようです。今の時点ではっきり言えるこは、インフルエンザにかからないように予防をしっかりしておこうということでしょうか。完全に予防できる方法はないようですが、効果のあるものとして、外出をしたときは手洗いやうがい、部屋にいるときは、喚起をこまめに行い、湿度も十分に保つ。こういった予防をするだけでもだいぶ違ってくるようです。